一昔前まで理想の国であったはずの、あの大国の大統領がこんな駆け引きで戦争を終わらせようとするとは。
深く考えないで聞いていると、どちらの意見も間違ってないのではないかと思ってしまう点です。
混乱します。
一方の主張も、他方の主張も、それなりの理由があって、その理由を論理的に語られると、正しいような気がするのです。
どちらも自分が正しいと思って主張をするわけですから、それぞれが「正義」を持っています。
自分の正義と他人の正義とがぶつかり合うと、正義の力によって「引こう」としません。
実は「正義」とは絶対的なものではなく、かなり相対的なものかもしれません。
悪者をまつり上げてしまえば、その悪者よりも自分が「正義」になってしまうので。
そんな手法が得意なのが、今の大統領さんなのですね。
身近な生活のなかにも、意外とそういった人はいます。
気に入らない人の弱点というか、悪い点を言いふらして、いつのまにか自分が話題の中心になってしまう人。
本人は意外と無意識です。悪いことをしているという実感がありません。
なんでだろうと考えていると、
どうやら「共感力」に乏しいのが原因です。
「共感力」が乏しいと、自分流でサッサと行動できるため、素早いというメリットがあります。
でも、それによって悪影響を受ける人は、たまったもんじゃありません。
そんな弱い立場の人の気持ちなど、どうでもいいからサッサと行動するのです。
結論へ向けて最短距離で進もうとするので、他人が大変な目に合おうが気にしません。
残念ながら、そういったタイプの人の方が、組織のトップへ行ってしまう場合が多いのです。
一見よさそうですが、組織のひずみは徐々に進行しますので、なにか改革が終了した時点で交代させないと、とんでもないことを起こしそうです。
自分の策が最良だと思っているので、悪気がありません。
チカラの制御を失った攻撃ほど、受ける方の被害を大きくさせてしまうものはありません。
おもろいおっちゃんやな~で終わっているうちに、どこかで気づいて欲しいですね。
遠くの国の国民さんに。