多様性の時代といわれています。
先日、飲み会があったのですが、確かに共通の話題があまりなく、人それぞれ好みのエンタメを楽しんでいるようです。
しかも、男女だからといって男らしいとか女らしいとかを相手に無理強いしてはいけない時代です。
勘違いしてはいけないのは、いわゆる男らしい自分を追求している人、女らしい自分を追求している人を否定してもいけないこと。
それぞれ自分らしく生きなさいよ、他人に自分の価値観を押し付けないでよ、という点だけ守っていれば、あとは自由ということでしょうか。
男らしいというと、出世競争に勝てば男、負ければ半人前、みたいな風潮もありました。
この理論でいくと、世の中のほとんどの男性が半人前になってしまう。
半人前の男性で成り立っている世の中はダメなのか。
少数のポストからあふれた時点で男としてダメなのか。
理論的に考えて成り立っていない気がします。
とくに中年以降、定年が見えてきた年代になると、いろいろと世の中の矛盾に気づき始めます。
どうせこの世からいなくなる自分をどのようにプロデュース、アレンジしてやるかに気を使う方が生産的です。
出世競争に勝てなかったことを悔やむこと自体が意味のないことかもしれません。
(足りない収入をどうするかを考える方が生産的です)
一人の人間の人生は、成功だけに依存しません。
成功することが人生の目的であれば、そちらに舵を切ればよいのです。
生きていくうえで最もエネルギーを出してくれるのは、
自分の「好き」ではないでしょうか。
他人や社会のルールに合わせて行動せざるをえない社会人ですが、自分の「好き」を大切にする方が、生きがいも出てきます。
「やりたいこと」を大切にする。
心から楽しめる時間を、趣味に使うか、家族に使うか、お金儲けに使うかは、人それぞれです。
それよりも、年齢を重ねて最も「気づく」べきは、日々の小さな喜びかも。
言い方を変えると、自分は生かされている、運がよかったと実感すること。
人生の楽しさは、日常の小さな喜びにあるはずです。
親しい人と楽しくおしゃべりをすることもその1つかもしれません。
そんな時間を過ごせているのは、自分だけのチカラでなく、今までかかわってきた人たちに、それなりに恵まれていたからです。
感謝の気持ちを持てば、毎日が充実したものになります。
中年以降の人生で新しく経験を積んでいくのは価値のあることです。
新しいスキルを身につけたり、(人生のやり残しを考えて)新しい分野に挑戦することが、心の充実感を生みますね。
料理、写真、旅行、アート、スポーツ、興味あれば何でもよいと思います。
自分の世界を広げます。
人間関係が希薄になったと思われる昨今ですが、他人様とかかわらない限り生きていけないのが人間のはずです。
家族、友人、職場でのつながりが、人生の充実感を与えてくれます。
出世競争で疎遠になってしまった関係を取り戻すことも一案です。
プライドっていうものが邪魔しますか?プライドって何ですか。
なによりも第一に心と体の健康です。
食事、運動、睡眠などの生活習慣を見直し、習慣化してしまうのが得策です。
乱れた生活をしていた人も、今なら変えられます。
エネルギッシュに過ごすためには、健康が必要です。
どんなに収入が高い人でも、健康状態が悪ければ人生を楽しめません。
自分を大切にすることが、楽しい人生を送るための第一歩です。
日本人の半分くらいいるかもしれません。自分を責めすぎないこと。
過去の自分を振り返って後悔することもあるかもしれませんが、出世競争に勝てなかったことや失敗したことは、過去の単なる一部です。
それを気にすること自体がナンセンスです。
今を大切にすることです。
瞑想を試してみればわかりますが、今を大切にすること。
幸せを感じるためには、過去や未来に気を向けすぎないことです。
先のことを考えない人が幸せそうに見えるのは、このため(?)です。
中年以降になって自分の考え方を変えるのは大変かもしれませんが、実行する方がもっと大変です。
実行するよりは、考え方を変える方が「楽」かもしれませんよ。
●●さん、なんだか最近(よき方に)変わったよね、、、って言わせてみたくないですか。